ASIAN KUNG-FU GENERATIONと言えば高山徹さんだ。最近、CMでもよく流れるし、サビを重視したポップソングで、どれもクオリティーが高い。この秘密を少し紹介します。サンレコの「ミックスで曲をアレンジする方法」に載ってた記事です。ASIAN KUNG-FU GENERATIONのループ&ループを例にとり解説されていました。
ミックスダウンの方法で、まずサビから作るという方法です。
「まずミックスは、サビの部分から手をつけていきます。つまり、曲の中で一番盛り上がる部分のバランスを最初に作っていくわけです。…そして、モニタースピーカーから聴こえる左右の定位や上下のレンジ、奥行き感をマックスまで広げます。次にAメロ/Bメロに着手するわけですが、サビの状態を念頭に置いてバランスを取っていくのがポイントです」
サビを音圧も含めて最高の状態に持っていき、その後わざと、Aメロ/Bメロを定位や奥行きを狭めていき、音圧も下げていくそうです。パンを狭めたり、EQでやや大人しくしたり、リバーブの量を下げたりと、色々細かいことをやっているそうです。
「ただ、このように言葉で説明すると簡単に聞こえるかもしれないのですが、実際には各セクションごとにかなり詳細な設定が必要。当然時間もかなりかかりますし、難易度は相当高いテクニックと言えます」
これを読んだときはさすが高山さんだと思いました。もちろんサビを強調しない曲には無意味ですが、ポップソングを手がけるにあたっては一番重要なことを教えてくれます。
AメロからBメロへ徐々にサウンドが盛り上がり、サビで爆発!
こうしてASIAN KUNG-FU GENERATIONの曲は完璧なままにポップに仕上がるのです。もちろん、インパクトのある歌メロや演奏力が不可欠ですが、それを見事なままに演出しているのが高山徹さんなのです。
知らない曲をはじめて聴く時のリスナーの気持ちを鮮やかに演出してくれてるようです。小手先のテクニックももちろん重要ですが、聴き手の気持ちをいつでも忘れないようにということです。
これはミックスダウンでの方法ですが、トラック製作にも役立つと思います。
まずサビからアレンジを作る。そこで圧倒的なサウンドを作る。徹底的にリズムを磨いて完璧に仕上げる。こうしてその後Aメロ/Bメロやイントロ、エンディングを作っていく。
僕は最近こうするようにしています。以前はイントロ、Aメロ、Bメロと作っていきましたが、サビにいく頃にはもう息切れしてしまい、エンディングになるともう力尽きてるということが多かったです。
イントロ、Aメロで力を使い果たし、これ以上サビでどうやって盛り上げたらいいの?って感じで途方に暮れるのです。それぐらいで力尽きる僕も情けないのですが、まずサビからやれば、テンションも上がり完成に近づくのです。
それにサビでいいのが出来るまでAメロ/Bメロに取り掛からないので、効率がいいと言えばいいです。
これは作詞作曲でも応用できると思います。



