ボーカル録音について語りたいと思います。ネットでも掲示板などでボーカルについての質問は多いし、僕自身常に頭を悩ませていたことなので、初心者の参考になればと思って書きます。
・コンデンサーかダイナミックか?
ずばりコンデンサーマイクです。この前クオリティーに差がないと書いたけど、ボーカルの気持ちよさに関係してきます。小さな音でも拾ってくれるので、弱く歌ってもなんとなく気分がよくテンション上がります。安いものでも大丈夫だと思います。MXL-2006
ダイナミックマイクしかないという方は、ミックスの段階でEQで15kHzあたりを5dbぐらあげたり、高域をいろいろいじれば近くなります。録音時は、ライブやカラオケなどで歌う時とは違って、マイクとの距離を離すようにしてください。
・マイクプリ
これは何でもいいです。MTRのゲインで十分です。安物小型ミキサーで大丈夫です。PHONIC MU502
・コンプレッサー これは録音時は使わないほうがいいです。ちなみにプロの現場ではUREI1176のコンプをかけるのが定番だそうです。理由はレベルオーバーを防ぐ為と、ボーカリストの歌いやすさの為です。初心者は必要ないです。普通に録りましょう。もちろんリバーブも要らないです。
・ポップガード(ウインドスクリーン)
これは絶対に必要です。フカレ防止の為です。自作出来ますが、これぐらいは買いましょう。K&M ケーアンドエム 23956
・マイクとの距離
15cmくらいかな。そこにポップガードを位置させます。大事なのは毎回同じ距離で歌うことです。そのためにもポップガードが大切になるのです。同じ距離で歌うということは、パンチインを繰り返すためでもあります。距離が違うといかにもそこだけ別録りした感じが出るからです。
・ボーカリストの注意点
歌詞はなるべく覚えておく。歌詞を見ながら歌うと口の位置がずれる為。覚えてないなら口の位置を動かさなくていいところに置く。
あと、レコーディング前に、オケなしで歌メロが完全に歌えるようにしておく。第三者が聴いてメロディーのピッチを確認する。意外に歌えない。
・テイクの選択方法
最初のテイクが一番いい。なんての嘘。初心者は何度も歌うべき。美空ひばりはそうはいない。
そして、ヘッドホンで聴いてテイクのOKは出さない。必ずモニタースピーカーで確認する。これ重要。とういうか当たり前。あと、オケを全部消してボーカルだけでピッチをチェックする。オケがなくても曲として成立すると思えばOK。
・ミックスダウン
ディエッサーは必要。コンプをかけたリ、高域を上げる為、サシスセソがきつくなるのでディエッサーで弱める。
コンプもかける。パラメーターの設定については何とも言えないです。録音レベルや機材によっても違うので。ただ、コンプが上手く扱えないと思っても決して機材のせいにはしないで下さい。機材の差なんてちっぽけなものです。パラメーターの設定が全てを決めます。アタックタイムとスレッショルドをいろいろ動かしてください。
リバーブもかける。ただリバーブをかけなくても、すでにいい感じでオケとなじんでることを確認してください。歌をごまかすためにリバーブをかけないようにして下さい。
以上、僕の経験から書きました。あまりにも初心者に失礼にあたるかもしれませんが、一度試してみて下さい。レコーディングに正解なんてないというのは正論かもしれませんが、そいうのが初心者には一番役に立たないって僕は昔思いました。だから僕なりの正解を書いてみました。
サウンドデザイナーの2003年7月号に面白い記事が載っていました。これも意外に聞けないプロの企業秘密です。僕は大変参考になりました。ありがとうございます。
RIZEのレコーディングエンジニア遠山勉さんの方法です。
「まずボーカルに思いっきりディエッサーをかけて、モコモコの音にしてしまうんです。で、UREI1176でレベルを揃えて、その後に真空管式のEQ、ボクはパルテックを使ってるんですが、これでオーバーEQします。要は、高域と低域をクニョ〜ッて上げるんですよ。そうすると10kHzくらいの帯域がキレイに揃うんですね。
ただ、これだと音がモコモコのままなので、エキサイターをかけて、ボーカルの艶を戻すと同時に、ふくよかさを足してあげるんです。そして仕上げにプリディレイ付のリバーブをかけます。さらに上下の帯域をカットした16分〜8分くらいのディレイを足して、そのディレイ成分にプリディレイなしのリバーブをかけると、歌声にどんどん残像が出来てくるんですね。歌が見違えるように大きく、ふくよかになるんですよ。
この方法は、以前アメリカでレコーディングをした時に、向こうのエンジニアがやっていたんです。はじめは『一体何をやっているんだ?』と思ったのですが、見よう見マネで試行錯誤を繰り返して、自分でもこの方法を解明したんです」
・コンデンサーかダイナミックか?
ずばりコンデンサーマイクです。この前クオリティーに差がないと書いたけど、ボーカルの気持ちよさに関係してきます。小さな音でも拾ってくれるので、弱く歌ってもなんとなく気分がよくテンション上がります。安いものでも大丈夫だと思います。MXL-2006
ダイナミックマイクしかないという方は、ミックスの段階でEQで15kHzあたりを5dbぐらあげたり、高域をいろいろいじれば近くなります。録音時は、ライブやカラオケなどで歌う時とは違って、マイクとの距離を離すようにしてください。
・マイクプリ
これは何でもいいです。MTRのゲインで十分です。安物小型ミキサーで大丈夫です。PHONIC MU502
・コンプレッサー これは録音時は使わないほうがいいです。ちなみにプロの現場ではUREI1176のコンプをかけるのが定番だそうです。理由はレベルオーバーを防ぐ為と、ボーカリストの歌いやすさの為です。初心者は必要ないです。普通に録りましょう。もちろんリバーブも要らないです。
・ポップガード(ウインドスクリーン)
これは絶対に必要です。フカレ防止の為です。自作出来ますが、これぐらいは買いましょう。K&M ケーアンドエム 23956
・マイクとの距離
15cmくらいかな。そこにポップガードを位置させます。大事なのは毎回同じ距離で歌うことです。そのためにもポップガードが大切になるのです。同じ距離で歌うということは、パンチインを繰り返すためでもあります。距離が違うといかにもそこだけ別録りした感じが出るからです。
・ボーカリストの注意点
歌詞はなるべく覚えておく。歌詞を見ながら歌うと口の位置がずれる為。覚えてないなら口の位置を動かさなくていいところに置く。
あと、レコーディング前に、オケなしで歌メロが完全に歌えるようにしておく。第三者が聴いてメロディーのピッチを確認する。意外に歌えない。
・テイクの選択方法
最初のテイクが一番いい。なんての嘘。初心者は何度も歌うべき。美空ひばりはそうはいない。
そして、ヘッドホンで聴いてテイクのOKは出さない。必ずモニタースピーカーで確認する。これ重要。とういうか当たり前。あと、オケを全部消してボーカルだけでピッチをチェックする。オケがなくても曲として成立すると思えばOK。
・ミックスダウン
ディエッサーは必要。コンプをかけたリ、高域を上げる為、サシスセソがきつくなるのでディエッサーで弱める。
コンプもかける。パラメーターの設定については何とも言えないです。録音レベルや機材によっても違うので。ただ、コンプが上手く扱えないと思っても決して機材のせいにはしないで下さい。機材の差なんてちっぽけなものです。パラメーターの設定が全てを決めます。アタックタイムとスレッショルドをいろいろ動かしてください。
リバーブもかける。ただリバーブをかけなくても、すでにいい感じでオケとなじんでることを確認してください。歌をごまかすためにリバーブをかけないようにして下さい。
以上、僕の経験から書きました。あまりにも初心者に失礼にあたるかもしれませんが、一度試してみて下さい。レコーディングに正解なんてないというのは正論かもしれませんが、そいうのが初心者には一番役に立たないって僕は昔思いました。だから僕なりの正解を書いてみました。
サウンドデザイナーの2003年7月号に面白い記事が載っていました。これも意外に聞けないプロの企業秘密です。僕は大変参考になりました。ありがとうございます。
RIZEのレコーディングエンジニア遠山勉さんの方法です。
「まずボーカルに思いっきりディエッサーをかけて、モコモコの音にしてしまうんです。で、UREI1176でレベルを揃えて、その後に真空管式のEQ、ボクはパルテックを使ってるんですが、これでオーバーEQします。要は、高域と低域をクニョ〜ッて上げるんですよ。そうすると10kHzくらいの帯域がキレイに揃うんですね。
ただ、これだと音がモコモコのままなので、エキサイターをかけて、ボーカルの艶を戻すと同時に、ふくよかさを足してあげるんです。そして仕上げにプリディレイ付のリバーブをかけます。さらに上下の帯域をカットした16分〜8分くらいのディレイを足して、そのディレイ成分にプリディレイなしのリバーブをかけると、歌声にどんどん残像が出来てくるんですね。歌が見違えるように大きく、ふくよかになるんですよ。
この方法は、以前アメリカでレコーディングをした時に、向こうのエンジニアがやっていたんです。はじめは『一体何をやっているんだ?』と思ったのですが、見よう見マネで試行錯誤を繰り返して、自分でもこの方法を解明したんです」



